「アクセスはあるけど、なぜ離脱するのか分からない」
「フォーム送信率が低いけど、原因が見えない」
Webサイトの改善には「数字だけでは分からない部分」がたくさんあります。
Microsoft Clarityは、そんな“もやもや”を解消するための無料ツール。
ユーザーの操作を**目で見て**理解し、改善点を発見できる画期的なサービスです。
Microsoft Clarityは、Microsoftが提供する無料のWebユーザー行動可視化ツールです。
従来のアクセス解析ツールが“数値”でユーザーを分析するのに対し、Clarityは「ユーザーの動きそのものを「見て」理解できる」のが特長です。
Google Analytics 4と違い、セッション数やPV数に上限がなく、月100万PVを超えるサイトでも無料で利用できます。広告表示や有料版への誘導も一切ありません。
ユーザーが入力した名前・住所・電話番号などの個人情報は、録画・ヒートマップから自動的にマスキングされ、GDPR・CCPAなどのプライバシー規制にも準拠しています。
コードを設置するだけで、ページ単位のヒートマップ・セッション録画・UXトラブル(バグクリックや過度スクロールなど)の統計がすぐに使えます。
GA4とトラッキングコードを併用しても競合せず、Google Tag Managerを使えば、ノーコードで簡単に導入できます。
Microsoft Clarityでは、ユーザーが「どこを見て」「どこで迷って」「なぜ離脱したのか」を視覚的にチェックできます。主なポイントは次の4つです。
ページ上でユーザーが**どこをクリックしたか、どこまでスクロールしたかを色で表示。
赤いほど多くの人が見ている・触れているという意味です。
→ 重要なボタンが見られていない、注目してほしい部分が無視されている、などがすぐに分かります。
誰かがそのページを見ていたときの動きが、動画のように再生できます。
どこで迷っていたか、どこで止まって離脱したかがリアルに分かります。
→ フォームで入力途中にやめた、スマホでボタンが押せていない、など具体的な“つまずき”が発見できます。
ClarityはAIの力で、次のような“よくない行動”を自動的に検出します。
→ 人が気づきにくい「操作ミスのサイン」も拾ってくれます。
たとえば「スマホからアクセスした人だけ見たい」「この1ページだけ分析したい」など、条件を細かく絞って録画やヒートマップを確認できます。
→モバイルユーザーだけの行動を見ることで、PCとは異なる改善点が見えてきます。
例:
GAで「離脱率が高いページ」を発見
→ Clarityで録画を見ると、スマホ表示でボタンが見切れていた
→ ボタンを再配置してCVR改善へ
GAとClarityの併用は「データ+体験」の合わせ技。改善が加速します。
1. https://clarity.microsoft.com にアクセス
2. Microsoftアカウントでログイン (FacebookやGoogleアカウントでも可能)
3. サイト情報を登録
4. 表示されたトラッキングコードをWebサイトに埋め込む(GTMでもOK)
5. 数時間後にはデータが自動で記録開始!
※WordPressやShopify利用者はプラグイン経由でも導入できます。
録画を見ると、カート画面で「購入」ボタンがスクロール下に隠れていた。
→ CTA配置を見直し → コンバージョン改善
途中離脱が目立つ項目を特定 → フォームを短縮
→ フォーム完了率が倍増
スマホでのバグクリック多発 → モバイルレイアウト修正
→ 回遊率が回復
Microsoft Clarityは、無料でありながら直感的で即効性のある分析ツールです。
「どこを直せばいいか分からない」という課題に、視覚的な“答え”をくれる存在。
まずは自社サイトに導入し、たった1ページからでも改善の糸口を探してみませんか?
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