近年のECサイトの状況から越境ECを展開する上でのポイント、Shopifyについて解説します。
MakeShop・BASE・Shopifyを比較!ツールを選択する参考に
MakeShop・BASE・Shopifyはどのような違いがあるのか?比較してみました。これからECを立ち上げたい方は、参考に。
MakesShop、Shopify、BASEのそれぞれの特徴とは?
MakeShop
MakeShop(メイクショップ)は、GMOメイクショップ株式会社が提供しているネットショップ作成サービスです。
このサービスの最大の特長は、「機能の豊富さ」です。MakeShopは単なるネットショップの開設機能だけでなく、集客を助ける便利な機能や販売促進機能、データ分析機能などが充実しています。
さらに、業界トップクラスの173種類のデザインテンプレートが提供されています。これにより、他のネットショップと差別化を図りたい方にもうれしいポイントです。編集可能なカスタマイズテンプレートも準備されており、「他のネットショップとデザインが被りたくない」という方は、レイアウトや文字などを変更することで独自性を演出できます。
Shopify
Shopify(ショッピファイ)は、カナダの企業であるShopify Inc.が提供しているネットショップ作成サービスで、2017年から日本でも利用可能です。
このサービスは、おしゃれなデザインのテンプレートが豊富で、スタイリッシュなネットショップを手軽に構築できると好評です。テンプレートは無料と有料を合わせて70種類以上用意されています。
さらに、3つのプランが提供されており、ネットショップの規模に合わせてプランを選ぶことができます。利用料金が上がると機能も充実しますが、最初は多くの機能が必要ないという方には、利用料金が最も低い「ベーシックプラン」がおすすめです。
BASE
BASE(ベイス)は、BASE株式会社が提供しているネットショップ作成サービスで、2012年から使えるようになっています。
他のネットショップ作成サービスが初期費用や月額費用がかかる中、BASEは初期費用と月額費用がどちらも無料です。
商品が実際に売れたときには、決済手数料やサービス利用料が発生しますが、商品が売れるまで費用がかからないので、商品が売れるか不安な方でも安心して利用できます。
さらに、Appsを使って機能を追加できるのも魅力の一つです。無料で使える機能が多く、実際に運営していく中で必要な機能を追加できます。
機能の違い
以下の表で、MakeShop・BASE・Shopifyの機能を比較
MakeShop | BASE | Shopify | |
---|---|---|---|
HTML編集 | ○ | ○ | ○ |
SSL対応 | ○ | ○ | ○ |
外部カート | ○ | – | ○ |
メールマガジン | ○ | ○ | ○ |
複数配送先設定 | ○ | – | △ |
まとめ販売 | ○ | – | △ |
定期販売 | ○ | ○ | △ |
予約販売 | △ | ○ | △ |
抽選販売 | – | ○ | – |
会員限定ページ | ○ | ○ | ○ |
クーポン発行 | ○ | ○ | ○ |
レビュー機能 | ○ | ○ | △ |
ポイント機能 | ○ | – | △ |
Amazon連携 | ○ | – | ○ |
ヤフーショッピング連携 | ○ | – | – |
LINEショッピング連携 | ○ | – | – |
Instagram連携 | ○ | ○ | ○ |
△の表示はオプション機能やアプリの追加による実装となります。
機能面についてはMakeShopが幅広くカバーしていることがわかります。ShopifyはMakeShopほど機能数はありませんが、基本機能を押さえた構成です。BASEは使える機能は少ないですが、他のASPカートにはない「抽選販売」機能があります。
決済方法の比較
以下の表で、MakeShop・BASE・Shopifyの決済方法をまとめました。
MakeShop | BASE | Shopify | |
---|---|---|---|
クレジット | ○ | ○ | ○ |
代金引換 | ○ | – | ○ |
銀行振込 | ○ | ○ | ○ |
コンビニ決済 | ○ | ○ | ○ |
キャリア決済 | ○ | ○ | ○ |
後払い決済 | ○ | ○ | ○ |
Amazon Pay | ○ | ○ | ○ |
PayPay | ○ | – | ○ |
楽天ペイ | ○ | – | – |
LINE Pay | ○ | – | – |
PayPal | – | ○ | ○ |
Stripe | – | – | ○ |
Google Pay | – | – | ○ |
Apple Pay | – | – | ○ |
決済面ではShopifyが最も多くの決済に対応しています。海外のサービスであるため、多くの決済方法に対応しているようです。
料金プラン等の違い
それぞれの以下のような違いがあります。
MakeShop | BASE | Shopify | |
---|---|---|---|
初期費用 | 11,000円~(税込) | 0円 | 0円 |
月額費用 | 11,000円~(税込) | 0円 | 29ドル〜 |
商品登録数 | 10,000点/50,000点 | 無制限 | 無制限 |
カード決済手数料 | 3.14%~ | 6.6%+40円 | 3.25%~ |
無料体験 | 15日間 | – | 14日間 |
※上記は、サービス提供会社毎に変更する場合があります。
まとめ
今回は、Shopify、BASE、makeshopの3つの人気ECサイト構築ASPを比較いたしました。
ECサイトの目的や業種、規模に応じて最適なASPが異なりますが、集客面(SEO)・運営コスト・カスタマイズ性などを考慮すると、ECサイト運営においてはShopifyがおすすめです。特に小規模から事業拡大を目指す場合、Shopifyの柔軟なプランが有利でしょう。
Shopifyは多言語・多通貨・海外配送など、海外販売に特化したサービスも提供しており、海外展開を視野に入れたい方に最適です。
ShopifyはBASEに比べてSEO設定やカスタマイズが充実しており、またmakeshopと比較しても月額費用が抑えられます。ただし、ECサイトの構築段階では複雑な設定が多く、初心者には理解が難しい部分もあり、プロのサポートが求められることが一般的です。ただし、初期構築が完了すれば、運営は管理画面から簡単に行えるため、初期構築のみをプロに任せることも一つの選択肢となります。
最重要なのは、スムーズな構築を経て、早期にECサイトの運営を開始することです。当社では、「Shopify ECサイト構築サービス」を提供しており、条件次第ではIT導入補助金の活用も可能です。ShopifyでのECサイト構築をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。