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情シス(情報システム)担当の役割とは何か?

作成者: ブロガー1|2026年2月10日

本整理では「情シス=PCやネットワークに詳しい人」という表層的な理解ではなく、企業活動を支えるIT機能を「どう設計し、どう維持し、どう進化させるか」という観点で、役割を構成しています。

第1章 情シスが担う前提条件(そもそもの課題)

企業活動のあらゆる場面でITは不可欠ですが、現場任せ・ベンダー任せが続くと、次の状態に陥ります。

  • システムの全体像を把握している人がいない

  • 何にいくらかかっているのか説明できない

  • トラブル時の判断が遅れ、業務が止まる

  • セキュリティ事故が起きてから慌てる

情シスの役割とは、「ITを会社として管理可能な状態にすること」これがすべての起点です。

第2章 情シス担当の役割①

ITインフラの安定運用(守りの基盤)

単に“動いている”ではなく、“安定して・再現性をもって運用できているか”が重要です。

  • 社内ネットワーク

  • 拠点間接続、VPN、Wi-Fi環境の設計・管理

  • 通信障害が起きた際の切り分けと復旧判断

  • サーバー・クラウド

  • オンプレ/クラウドの構成把握

  • バックアップの有無・復旧手順の確認

  • 「誰も触れない謎サーバー」を作らない管理

  • 端末・アカウント管理

  • PC・スマホの台帳管理

  • 入退社時のアカウント発行・停止

  • シャドーIT(勝手に使われるツール)の抑止

会社のIT基盤を「ブラックボックスにしない」ことが情シスの価値

第3章 情シス担当の役割②

業務システムの導入・管理(業務理解が前提)

情シスは「ツール選定係」ではありません。
業務を理解し、ITに落とし込む翻訳者です。

  • 現行業務の把握

  • Excel・紙・属人運用の実態を理解

  • 「なぜそうなっているか」まで踏み込む

  • システム選定

  • 機能だけでなく、運用・コスト・将来性を考慮

  • 現場負担が増えないかをチェック

  • 導入・定着

  • ベンダーとの要件整理

  • マニュアル・教育・運用ルール整備

  • 「入れたけど使われない」を防ぐ

IT導入の成否は、8割が“設計と運用”で決まる。

 

第4章 情シス担当の役割③

社内ITサポート(ヘルプデスク)

最も目立つが、実は高度な役割です。

  • トラブル対応

  • PCが起動しない

  • メールが送れない

  • システムにログインできない

  • 問題の切り分け

  • 端末問題か?

  • ネットワークか?

  • システム側か?

  • ナレッジ蓄積

  • 同じ質問を減らす

  • FAQ・手順書整備

「すぐ直す」より「次に起きない」状態を作るのが本質

第5章 情シス担当の役割④

情報セキュリティ・リスク管理(会社を守る)

  • 技術的対策

  • ウイルス対策

  • アクセス権限管理

  • 多要素認証の導入

  • ルール整備

  • 情報持ち出しルール

  • 私物端末利用の可否

  • パスワードポリシー

  • インシデント対応

  • 事故時の初動対応フロー

  • 社内外への連絡整理

「何も起きていない状態」を維持するのが成果

第6章 情シス担当の役割⑤

IT戦略・DX推進(攻めの役割)

ここからが、従来の情シスとこれからの情シスの分かれ目です。

  • 中長期視点

  • 今後3〜5年で必要なIT像

  • 老朽化システムの見直し

  • 業務改善提案

  • ITを使った効率化案

  • データ活用・見える化

  • 経営との接続

  • コスト説明

  • 投資対効果の整理

ITを「コスト」から「投資」に変換する役割

情シス担当とは?

情シスとは、「ITを通じて、業務・人・情報を整理し、会社が止まらず、成長できる状態を維持する役割」です。

  • 何でも屋ではない

  • 技術者だけでもない

  • ベンダーの代替でもない

会社の中に立つ“ITの責任者”。それが、情シス担当の本質です。

スパークジャパンでは、会社に情シス担当が不在の時の支援も行っています。