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ググるからタグる・タブる時代へ!令和時代のSNS運用とは

to C向けのデジタル施策を打つ上で、SNS運用は今や不可欠な要素となっています。

これまで一般消費者は、目的のものを探す際に、Googleなど検索を行うことを意味する言葉「ググる」という行動をすると言われていました。しかし、SNSが一般化した今、一般消費者はググるよりも「タグる」。そして、「タブる」時代になっていると言われています。

Webサイトと同時にSNSを効果的に運用することで、トラフィックを最大化し、ターゲットオーディエンスとのコミュニケーションを強化することが可能です。今回は、現代のSNS運用の必要性やメリット、運用のポイントについてお伝えしていきます。

令和時代、SNSは検索や購買のために活用されている

SNSを活用することの重要性は、現代のビジネスにおいてますます高まっています。今一般消費者は、Google検索同様、SNSを通じた検索行動をしています。その一つが「タグる」です。ハッシュタグを活用して、自分の欲しい情報について知ることを指します。

また、タグるに加えて、今主流となっているのが「タブる」です。これはInstagramの「発見タブ」機能を利用して情報を得る行動のことを指します。明確な目的をもって情報を調べるというより、暇つぶしや新しい情報に触れることを求めて日常的にチェックするユーザーが多く見られます。

SNSが購買行動に与える具合データ画像出典:株式会社uluコンサルタンツ実施 「SNSがライフスタイルに与える影響」に関する調査
※SNSを利用する習慣のある20~40代女性1006名を対象にリサーチ

また、上記のデータでみられるように、SNSで得た情報が購買行動に影響する度合いも、日に日に高まってきています。

消費者行動はこれまで、「カスタマージャーニー型」と呼ばれる、段階を追って旅するように消費行動を行うことが一般的でした。しかしSNSの登場により、「パルス型」と呼ばれる、より直線的で直感的な購買行動が増えてきています。

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SNSの広告で流れてきたものをクリックし、LPを見て、良さそうだったらポチッと購入ボタンを押す。早くてたった数分で購買行動を促すことができるのです。また、商品を気に入ってもらえた場合には、消費者が自ら発信し、広報PR活動やブランディング力の向上が行われることも見込まれます。

企業がSNS運用をすることは、企業ブランディング力の向上やUGC(ユーザー側が自ら投稿するクリエイティブ)によるブランド力強化、ターゲットオーディエンスとの関係性向上や顧客ロイヤリティ向上、購買の促進などに繋がるのです。また、SNSを活用することで、競合他社との差別化を図り、ブランドの知名度を向上させることも可能です。

さらに、SNSはリアルタイムの情報発信が可能なため、迅速かつ効果的なコミュニケーション手段として活用されています。SNSを活用することで、新製品やイベントの情報を短時間で多くの人々に届けることができます。さらに、SNSを通じて顧客の声を把握し、フィードバックを受け取ることもできます。これにより、顧客のニーズや要望を理解し、サービスや製品の改善につなげることができます。

SNS運用を行うことは、企業にとって24時間動いてくれる営業マンを雇っているようなもの。ビジネスの成長や成功に向けた重要な一歩を踏み出すことができます。

ターゲットに合わせたSNS選択を

SNSを効果的に活用するためには、戦略的なアプローチが必要です。まず第一に、目標を明確に定めることが重要です。SNSを活用する目的やビジネスの目標に応じて、具体的な目標を設定しましょう。例えば、ブランドの知名度向上や売上の増加など、具体的な成果に結び付く目標を設定することが重要です。

次に、ターゲットオーディエンスを明確に把握することも重要です。ターゲットオーディエンスの属性やニーズ、関心などを把握し、それに合わせたコンテンツやメッセージを提供しましょう。

SNS属性別利用者数画像出典:WE LOVE SOCIAL by comnico より

また、競合他社のSNS活動やトレンドを把握することも重要です。これにより、差別化を図り、競争力を高めることができます。

更新頻度の安定化、コンテンツ力を強化しよう

SNS運用においては、いくつかのポイントに注意することが重要です。

まず第一に、コンテンツの質と頻度を考えることが必要です。良質なコンテンツを提供し、定期的に更新することで、ターゲットオーディエンスの関心を引きつけることができます。また、コンテンツはターゲットオーディエンスに適したものであることが重要です。ターゲットオーディエンスのニーズや関心、トレンドに合わせたコンテンツを提供することで、より効果的なコミュニケーションを実現することができます。

とはいっても、コンテンツを継続的に発信するのは難しいもの。以下のサイトなどを参考にネタ集めしてみてください。

マーケティングツールいろいろ

X 提供モーメントカレンダー

https://marketing.x.com/ja/collections/moment-calendar

X社が提供するモーメントカレンダー。時期に合わせたトピックが掲載されています。トレンドワードとなる可能性もあるので、ぜひ内容を参考に。

Googleトレンドワード

https://trends.google.co.jp/trends/?geo=JP

ネット全体でトレンドとなっている言葉がわかります。ぜひ参考に。

WE LOVE SOCIAL by comnico 

https://www.comnico.jp/we-love-social

SNSアカウント運用事業を行う企業が発信する、SNSの事例などを紹介するWebサイト。現状の仕様やアルゴリズムの動きなども把握できます。

各SNS上で、発見タブやおすすめ画面をひたすら見る!

ターゲット層に近しいスタッフが実際に使用するSNSを利用し、発見タブやおすすめ画面でトレンドを把握するのもとても効果的です。手間ではあるのですが、より精度は高いものになるでしょう。気になる情報があれば、SNSの検索画面で検索し、投稿されているボリュームで判断するのも懸命です。

SNSの仕様やトレンドは刻一刻と変わっていきます。実際の投稿者は、選択したSNSを普段使いしている方が実務に入るのが好ましいでしょう。

コンテンツの企画やスケジュールの策定、適切なプラットフォームの選定など、具体的な戦略を立てた上で、実投稿を行っていきましょう。

大事なのは「インタラクティブなやりとり」

インタラクティブなイメージ

SNSでは、各プラットフォームごとにアルゴリズムと呼ばれるルールが存在しています。

すべてのSNSにおいて重視されているのが「エンゲージメント」です。エンゲージメントとは、どれだけ相互のアクティブなやりとりが発生しているか、です。エンゲージメントが上がれば上がるほど、関係性が深いと判断され、より表示されやすくなるという特徴があります。

「いいね」や「コメント」などのリアクションはもちろん、DMでのやりとり、Instagramの場合はアンケートやリアクション機能を活用してインタラクティブ(相互の)なやりとりを行い、エンゲージメント率の向上に務める必要があります。

単方向の情報発信だけではなく、顧客との双方向のコミュニケーションを行うことは、顧客との信頼関係を築くことにも繋がります。ぜひ、顧客のニーズヒアリングも兼ねて、インタラクティブなやりとりができるSNS運営を行いましょう。

最後に、SNS運用においては「分析と改善」がかなり重要な要素となります。フォロワー数やエンゲージメント、クリック数などの指標を分析し、運用の成果を把握し、顧客の反応や意見を把握しましょう。データを分析し、適切な改善策を検討することで、よりSNS運用の効果を最大化でき、より良い結果を得ることができます。

今回は、令和時代のSNS運用の意義やコツについてお伝えしてきました。自社にとって「どんなSNSが適切なのか」、「何を発信すべきなのか」、「コミュニケーションの方法」など、売りたい商材やターゲットによって、実はかなり差異があります。ぜひ専門家の意見を取り入れ、最適なかたちでSNSを活用してみてくださいね。

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